早いもので坂井泉水さんが亡くなられてから
もう一年が過ぎた。
特別ZARDのファンだったわけではないが
このアルバムを含め前後のアルバムは
織田さんが全面的に曲を書いていたこともあり
よく聞いた。
ZARDと言えばこの後に出る「負けないで」
なんかに代表されるように
明るくどこか勇気付けられるといった印象が
一般的には多いようだが、個人的にはとても物悲しい印象がある。
それは別に亡くなられたから言うのではないけど、
どんなに明るい曲を聞いてもどこか影があって物悲しさを感じるのだ。
これは恐らくデビュー当時からその後の彼女の「運命」というものを
無意識のうちに楽曲を通して表現していたんじゃないかと思う。
そしてもしそれが正しければ多くの偉大なミュージシャンと同じように、
限られたものだけが持つ資質を持った選ばれたアーティストであり、
「真の表現者」であったんじゃないかと思う。
ご冥福を祈ります。
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